スター・ウォーズシリーズでかつてないほど
賛否両論を巻き起こした「最後のジェダイ」(以後EP8)
そのEP8で初登場したレジスタンスの新キャラ ローズ。
アジア系の女性キャラということで話題になりましたが
彼女の評価はいいとは言えません。
ローズについては、演じたケリー・マリー・トランへの
誹謗中傷問題にまで発展しましたが、何がそこまで
いけなかったのでしょう？
そこで、今回はEP8に登場するローズの問題点について
考察してみました。
スター・ウォーズのローズはなぜ嫌われてる？
まず、EP8自体、むしろ否定的な人が多いですよね。
理由は様々ありますが、
その中のひとつがローズの存在。
レジスタンスの整備士として登場したローズは
冒頭の戦闘で姉ペイジを失います。
悲しみに暮れているところを
フィンが船から離脱しようとしているところへ遭遇。
最初はスターキラー基地破壊の英雄と
尊敬の目で見ていましたが、脱走しようと
しているところと知り、フィンをスタンガンで
気絶させました。
ここにまずツッコみたいです。
なんでレジスタンスの整備士が
スタンガン持っとんねん！？
しかも他にも逃げようとしたクルーに対して
2、3人スタンガンを食らわせていた。
本人に言わせれば
「姉は必死に戦って命を落としたのに」だそうです。
これが初登場シーンであれば、
当然印象はよくありません。
というか、この時点でヤバい人にしか見えません。
それと、ローズを演じる俳優はアジアの人なのに
名前がローズというのもなんかしっくりこないんですよね。
まあ、それは置いといて
ロースが嫌われる理由。
それは、ほとんど活躍せず、存在意義が不明。
ローズは整備士というポジションですが
なぜかフィンと冒険をするヒロインのような
振る舞いが目立ちました。
ヒロインはレイなので、ローズがヒロインになりえるはずはないのですが
どういうわけかライアン・ジョンソン監督はぽっと出のローズに
何かがあるわけでもないのに出番を与えていますよね。
最後のクレイトの戦いにおいては、ローズも戦闘機に乗って
出撃しましたからね。
レジスタンスの人手不足が深刻なのはわかりますが
慣れていないローズを出撃させたのは理解できません。
事実、ローズの機体は簡単に後ろをとられて
ファルコン号に助けられなかったら自分の方が
撃墜されていたはずです。
その後、フィンがファーストオーダーの兵器に
特攻をかけようとしたのを横から止めに入ったり
あろうことかかけよってきたフィンにキスして
気絶したり。
これは擁護する余地もないというものです。
ローズは本当にいらないのか？
以上を踏まえて、
スター・ウォーズにローズはいらないのか？ですが
脇役としているなら、でしゃばらない範囲でいるのは
いいと思っています。
確かにEP8のローズは、お世辞にも
活躍したとは言えないですし
彼女の存在が絶対必要かと言われれば
ノーと言わざるを得ません。
唯一評価できるところは、フィンの命を救ったことですが
それをしたことで、基地の扉が破壊されてしまったのですから
仲間を危険にさらしたとも言えます。
つまりですね、初登場のEP8ではのっけから
大きく株を下げる形になり、その後もずっと
低空飛行でした。
が、EP9では自分の存在理由に戻って
整備士として一歩引いて出るのであれば
あえてうるさく言わないようにします。
結局すべての問題は、ライアン監督がやろうとしたこと。
ローズのことより、ラスボスと思っていたスノークが
あっけなく退場したことや、レイアの宇宙遊泳、ルークの処遇全般などなど。
EP8はこれらの問題だけで、ストレスがたまって
本当にスター・ウォーズなのかと思うほど
見ているのが辛かったです。
ローズは引き続き、EP9にも登場することが確定していますが
汚名返上なるか！という点はある意味見どころではないでしょうか。
最後に
私は正直言ってローズも「最後のジェダイ」も
好きではありませんが、完結作となる
「スカイウォーカーの夜明け」には期待しています。
誰がどうなって、戦いの結末はどうなるのか
フィンとローズが結ばれることはあるのか、なんてことは
考えたくもありませんが、何にせよ早く観たいです。
