どんと祭は宮城だけ?全国でやってるのは別物ってマジ?

毎年1月に行われるどんと祭。

このどんと祭という呼び方をしているのは
宮城県だけという噂を耳にしました。

先に答えを言ってしまうと
確かにどんと祭というのは宮城だけ。

ただ、名称が違うだけで他の県でも
同じ祭りを行う風習があります。

今回は、どんと祭という名称が本当に宮城だけなのか、
そして他県では何というのかについてお伝えしていきたいと思います。

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どんと祭って宮城だけ?

どんと祭は宮城県だけの祭りと言われています。

しかし、他県でも同様の祭りが行われているとの
意見もあります。

結論を言うと、
どんと祭という名称は確かに宮城県独特の名前。

ただ、祭りで行われている内容自体は
全国共通というか、日本の伝統行事なので
宮崎県だけの祭事ということではありません。

ちなみに、どんと祭のどんとという語源には
諸説あります。

ひとつは、祭りで燃える火に対して「尊(とうと)や尊(とうと)」と
囃し立てていた言葉がいつの間にか訛ってどんとになった。

もうひとつが、火が勢いよく”どんどん”燃える様子から
どんど→どんとになっていった。

というのがどんと祭の語源と言われています。

どんと祭→ドント祭→Don’t祭

外国人からすると、祭りをするなみたいに聞こえますね(笑)

他県では何て言う?

どんと祭は宮城県中心の名称というのはわかりましたが
じゃあ他県では何と呼ばれているんでしょうか?

地域によって

左義長(さぎちょう)
どんと焼き
とんど
鬼火(九州地方)
歳の神(さいのかみ)(福島県会津地方)

などの呼び方があります(他多数)

この中で最も一般的なのが、左義長。

全国的には左義長、どんと焼きという呼称が
使われているようです。

私は地元が宮城なので、
ずっとどんと祭という名前が当たり前でした。

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そもそもどんと祭とは?

どんと祭とは、毎年1月14日に神社の境内で
正月飾りや書き初めで書いたものを燃やし
一年の無病息災、家内安全を祈願する祭事。

上で書いたように、呼び方は地域で変わるものの
内容は全国共通で、正月飾りやだるまなどの縁起物を
燃やすことで炎とともに天に帰る様子を見送ることに
意味があります。

どんと祭が行われる宮城県の神社は

大崎八幡宮

竹駒神社

仙台東照宮

賀茂神社

鹽竈神社

愛宕神社

宮城縣護國神社

中でも大崎八幡宮で行われるどんと祭は
宮城県で最大規模を誇り、毎年10万人近い
参拝客が訪れます。

また、一部の参拝客はどんと祭で
裸祭りを実施することがあります。

白のはちまき、さらし、足袋などの装束で
鐘と提灯を手に参拝し、御神火にあたるというのが
伝統になっています。

大崎八幡宮では、どんと祭よりこっちの裸祭りの方が
有名になりつつあるようですね。

大崎八幡宮のどんと祭2020の日程や詳細はこちら

最後に

今回わかったこと

どんと祭は確かに宮城県特有の名称で
全国的には左義長というのが一般的
といったところですね。

どんとの語源については、
炎が燃える様を表した説と
尊や尊と囃し立てる声が訛って
とうとう、どんどん、どんととなった説。

これについては、どちらが正しいかは不明ですが
案外どちらも正解かもしれませんね。

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